【再掲】蟹のコツ、教えます

まえがき

お久しぶりです、足立です。この記事は以前書いたGate of FateとGate of Doomのラストにある俗に蟹と呼ばれてる地帯の攻略法をTwitterに10数ツイートぶら下げて書いたものを内容にほんの少し肉付けして体裁を整えたうえで再掲したものとなります。あのツイートもう約1年半も前になりますね。なので、あ、この文章見覚えあるわって方(いればいいな)はブラウザバックしていただいても大丈夫です。

なぜわざわざブログに再掲しようと思ったかなんですが、明らかにブログに適した内容だったからです。そこそこの長文が140文字ごとに分けられてスレッドで繋げられ、画像を参照するためにクリックしなければならない、Twitterで読むには少々不便でした。

そもそもどうして最初からブログで書かなかったのかってとこなんですよね。当時はこんなに文書くの下手くそな俺がブログ開設なんて烏滸がましい、なんて思ってる節がありまして。実際そんなことはなかったです。文書くの下手くそなりにも何だかんだ形にすることはできます。全人類軽率にブログ書くべき。

てなわけで、稚拙ながらせっかく頑張って書いた文章ですし、アーカイブというとおかしいですが、比較的読みやすく参照しやすいブログという形で残しとくことにしました。とあるCHUNITHMが上手な知り合いにお墨付きをもらったことからモチベーションを得たというのもあります。GoFの蟹だらけのWEが出てなんかタイミング良さげだし。

前置きがクソ長くなっちゃってすみません。以下本文です。

 

 

 

 

 

GoFとGoDの蟹のコツ、教えます

 Gate of FateとGate of Doom(以降GoF、GoDと呼ぶ)の最後にある折り返しタップスライドのシンメトリー配置、いわゆる蟹配置(以降単に蟹と呼ぶ)について徹底的に解説します。 AJ通過する人向けです。精度狙いの方に関しては参考にならないかもしれないです。

(追記)これ読んだら赤減った!って報告いただきました。やったー。

 

リズムについての解説

まずはそれぞれの蟹についての解説から入ります。よくワカラン!って人にも一応目を通して頂きたいです。 とりあえず下に実際の譜面の画像を貼っておきます左がGoF、右がGoDです。GoFの蟹はBPM128の48分、GoDはBPM208の32分です。速いですね。難しさに直接関係はないですが、GoDの方が少しだけ速いです。

 

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GoFの蟹について

蟹の後ろについているExタップフリックホールドがありますが、コイツらが本当に厄介です。個人的にはたくさんの難所を抱えるGoFの最難所と言われている蟹を最難所たらしめている最大の原因とも言えます。

折り返しのリズムを確認してみましょう。3ノーツにつき1ノーツのペースで折り返し点が現れるので折り返しのリズムは48÷3=16分となります。 16分と思うと速い気がしますが、リズム自体は取りやすいです。GoFの蟹の1番の良心ポイントだと思ってます。実際に処理する際、この折り返しのリズムが大切になるのですが、それについては後程詳しく言及します。

今書いたことを画像で示すとこんな感じです。雑でスイマセン。

 

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・GoDの蟹について

GoFと違って蟹の直後には何もノーツはありませんが、直前にトリルがあるのでトリルから蟹への移行が忙しい点に注意です。(最初に貼った画像からはフェードアウトしてますが、ちゃんとトリルが存在してます)

こちらでも折り返しのリズムの確認に移るのですが、GoDの蟹は折り返しのリズムが非常に分かりづらいです。GoFと同じ要領で折り返しのリズムを計算すると32/3分となります。小数にすると10.666…分です。

 

……訳がわかりませんね。こんなリズムを正確に取るのは無理と言っても過言ではありません。蟹単体で見れば間違いなくGoDの方が難しいのはここに原因があります。

 

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攻略方法

ここからは蟹を捌く上でのコツの解説です。正直運指に関してはあんまり工夫しようがないので自分から伝えられるのは意識の手段だけです。 どちらの蟹にも言えることは、折り返しのリズムを常に意識すること。ジングルベルを攻略する上でも役に立ちます。キーワードは直前の配置です。

参照しやすいようにもう一度蟹の比較画像を置いておきます。

 

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GoFの蟹について

蟹部分と後ろのゴミ部分に分けて解説します。まずは蟹部分。とにかく折り返しのリズムを把握するのが大切なんですが、そこで参考になるのが直前のこの配置です。16分の階段です。蟹が78小節目に置かれているので本当に直前です。実際にノーツをシバきながらここのリズムをよーーーーく頭に叩き込んで蟹に備えましょう

 

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これを見ただけじゃリズムがピンと来ない方もいるかと思います。サビの入りに来るダダダダダ~~ってホールドが同じリズムです。それぐらいの速さでウオ~~~って折り返せばいいんだな!って感じで何となく分かっておけばOKです。


折り返しのリズムってどうやって取るの?という疑問もあるかと思います。具体的には、手をスライドさせてる方向から逆向きに手を動かすタイミングでリズムを取るってことです。例えばこの画像の右のスライドの節がそれです。さっきの階段と同じ間隔でスライドの節が降ってきてるのを想定しています。このスライドをちゃんと取ろうと思った時、誰もが節のリズムに合わせて手を左へ右へ…という風に折り返す動作を行うはずですが、それと同じことを蟹でやれば大丈夫です。このイメージが出来るかどうかで蟹の安定感がガラっと変わります。実際に蟹を捌く際はスライドを持つ手よりも狭めの方が良いですね。

 

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次に後ろのゴミについて。蟹直後のExタップ以降の部分です。ここはExタップをフリックとして読み替えて手を動かすと分かりやすいです。 蟹が3往復終わったタイミングでExタップが来ると頭に入れておくか、蟹の赤タップが途切れるタイミングをガン見するかして、黄タップが来た瞬間内外!って感じで動かすと、その後のホールドに滑らかに入れてバッチリです。

 

画像にするとこんな感じ。さっき書いたとおりExタップをフリックに置き換えてみました。

 

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・GoDの蟹について

「折り返しのリズムを意識しろ」と何度も言いましたが、先述のとおりあまりにも歪なリズムをしてるため折り返しのリズムを掴むのが大変です。そこで役に立つのがここでも手前の配置です。12分のフリックですが、これを取るイメージで蟹を処理します。一種の餡蜜です。

 

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分かりやすいように蟹の左半分と横に並べて手の動かし方を線で示してみたのが以下の画像です。実際はシンメトリー配置ですが、右側だけフリックに変えたものです。線はフリックで折り返すことを基準に左右対称に引っ張ったので蟹と随分ズレていますが、AJで通す分には問題ありません。こちらに関しては蟹をガン見して捌くよりも12分の間隔を保つことが大事です。とにかくこれでAJ安定します。

 

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試したけどダメだった……という人のために、もうひとつ対処法があります。The Wheel to the Rightにあるこの配置がGoDの蟹とかなり似ています。BPMが8遅いけどリズムが一緒です。ここで練習して感覚的に速さを掴むという手段も大いにアリです。

 

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解説は以上となります。ここまでご覧いただきありがとうございます、参考になれば嬉しいです!

 

 

元ツイートのリンク:https://twitter.com/OUFspring/status/1149684419575177216?s=20

 

画像:CHUNITHM譜面保管所

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